導入支援サービス

アクティブブレイン
プログラムとは?

国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防に効果的な「コグニサイズ」®を中核とした科学的根拠のある複合的運動プログラムをベースに質の高い専門的なプログラムが継続できることを目的に体系化された認知症予防を目的とした運動プログラムです。
日本を代表する認知症分野の専門医が監修しています。

名誉最高顧問

新井 平伊

アルツクリニック東京 院長

順天堂大学名誉教授

アルツハイマー病研究では世界の研究者トップ100の38位に選出された名医であり、日本の認知症治療の第一人者。
2019年3月まで務めていた順天堂医院メンタルクリニック診療科長を退職後、アルツハイマー病の予防に取り組むアルツクリニックを設立。

日本で唯一の若年性アルツハイマー病専門外来での診療に携わってきた豊富な経験を活かし診察を行っている。
そのモットーは患者が抱える恐怖や不安に寄り添い、支えること。「認知症になったらもうお終りだ…という概念を打ち破りたい」という。病気の治療だけでなく、患者とその家族への生活における支援もとても大切にしている。

日本認知症学会専門医・指導医

日本老年精神医学会 前理事長

日本認知症学会 名誉理事

認知症予防財団 会長

名誉最高顧問

遠藤 英俊

認知症専門医、いのくちファミリークリニック院長

聖路加国際大学臨床教授

滋賀医科大学卒業、名古屋大学老年科で医学博士取得後、米国国立老化研究所客員研究員、市立中津川総合病院を経て、国立長寿医療研究センター長寿医療研修センター長および老年内科部長を務め、2020年3月に退職。

認知症や医療介護保険制度等を専門とし、国立長寿医療研究センターでは認知症予防プログラムの開発研究を主宰する。
国や地域の制度・施策にも関わり深く、NHKクローズアップ現代などTV出演も多く著書出版多数。認知症に関する国内有数の専門家。

認知症の正しい知識や支援方法を多くの人に理解してもらうために、診療に留まらず、講演会やテレビなどさまざまな分野で活動する行動派認知症専門医。

2021年老年病・認知症の専門家として認知症や老いに優しく寄り添ういのくちファミリークリニックを開院。

日本老年医学会 専門医・指導医

日本老年精神医学会専門医

日本認知症学会 専門医・指導医

認知症サポート医

日本シルバー総合研究所理事長

日本高齢者虐待防止学会副理事長

プログラムの特徴

1. MCI高齢者に対してより高い効果がある複合的な運動プログラム

国立長寿医療研究センターが開発した認知症予防に効果的な「コグニサイズ」®を中核とした科学的根拠のある複合的運動プログラムを取り入れています。
単純な運動ではなく、ストレッチ筋力、バランストレーニング・有酸素運動・脳活性化運動の3項目を複合的に取り入れ、特に多重課題を負荷した運動「コグニサイズ」®をプログラムの中核にしています。

※コグニサイズ®について

 国立長寿医療研究センター コグニサイズhttps://www.ncgg.go.jp/hospital/kenshu/kenshu/27-4.html

コグニサイズ®とは

国立長寿医療研究センターが開発した運動と認知課題を組み合わせた、認知症予防を目的とした取り組みの総称を表した造語です。英語のCognitionとExerciseを組み合わせてコグニサイズ(COGNICISE)と言います。

運動課題・認知課題。
これらを両方同時に行い、心身の機能を効率的に向上させます。

MCI高齢者の認知機能の維持・向上が認められた

※MCI高齢者とは、軽度認知障害(mild cognitive impairment:MCI)と言われる高齢者。MCIは、認知症ではないが軽度な認知機能の低下を有する状態であり、認知症の前駆状態としてとらえられています。MCIから認知症への移行率は、認知機能が正常な高齢者と比較して、認知症になる危険性が高いことがわかっており5年間で50%が認知症に移行。
その一方で、MCIは、悪化に向けた一方向への進行性の経過をたどらず、正常へと回復する割合も大きいことがわかっており、適切な対応を行うことでMCIの人の約16~41%は正常に戻れるというデータも報告されています。

認知症に至るまでには「プレ認知症段階」がある
SCD・MCIの早期段階で発見・対策すれば健常に戻る可能性も

2. 各項目が段階的に体系化されたマニュアル

リハビリ専門職をはじめ、医療職、介護職、各種インストラクターが理論的かつ効果的に習得でき、インストラクター個々によって効果に差がでることがなく認知症予防の運動プログラムが継続的に提供できることを目的に、各項目ごとに難易度を段階的にレベルアップできるよう体系化されています。

3. エアロビクスの要素を取り入れ楽しく有酸素運動

音楽を用いたリズミカルで、多種多様な動きが行われるエアロビクスは、参加者の皆様も楽しく、安全に、継続して取り組むことができ、目標心拍数(運動強度60%)を意識したプログラムを行っています。

4. 3次予防への応用が可能

MCI高齢者の方以外の方々、認知症の方も実践できるようにプログラム内容の難易度が工夫されています。

5. 少人数グループ制のクラス運営

クラスを担当するインストラクターは、原則、固定担当制としているためグループ制をとりながらも参加者個々の状態変化に速やかに気付き、個別性の高いきめ細やかな対応をすることが可能な状態です。
参加者同士も、共通の目標や悩みをもつ大切な仲間としてのチーム意識が醸成され、笑顔やコミュニケーションが生まれるため、プログラムに定期的かつ継続的に参加することに繋がります。

アクティブブレイン
プログラムの導入について

通所系サービス事業所(デイサービスやデイケア)や有料老人ホーム等の介護サービス事業所においてアクティブブレインプログラムは数多く導入されています。導入にあたり、法人内で専門性の高いプログラムを継続して実践できるインストラクターの養成や、円滑にプログラムを導入するためのスタートアップ支援をしています。

認知症予防の運動プログラムを正しく実践するためには、専門の知識と技術が必要です。
研修を受講いただくことで質の高いプログラムの定着を目指します。
経営面では、法人様の特徴付け(優位性・差別化)や収益の向上(利用者数・稼働率の向上)、職員の方の教育・育成(スキルアップ・動機付け)にも役立つと考えています。

プログラム導入により
得られる効果

サービスの
差別化

利用者様の増加

認知機能の
低下予防

介護職員の
介護負担の
軽減

認知症予防の
専門スタッフの
教育と育成

法人導入プラン
について

法人様や企業様が団体でご導入いただくために、法人導入プランをご用意しております。個人で資格を取得される場合に比べて、導入研修やサポート面などでメリットが数多くありますので、ぜひご検討ください。

メリット①導入後のサポート

導入研修後も、定期的な新メニューや情報提供、インストラクター向けのフォローアップ研修等で、インストラクターの皆様の継続およびスキルアップを支援いたします。
研修後に生じやすい問題を解消し、質の高いプログラムが定着できるようになります。
プログラムを実施するうえで疑問や質問が生じた場合は、個別相談を承りますので、安心してご導入できます。

メリット②研修内容を各法人様のご要望にあわせてアレンジ

各法人様のプログラム導入後の活用イメージをお聞きしたうえで、実際の現場での実施方法を想定しながら研修を進めております。
日時・場所については、多くのスタッフの皆様や営業などの関係者の方々にも、研修を参加していただけるために、ご希望をお聞きした上で実施することができます(最少催行人数あり)。
研修時間も、各法人様のご要望に合わせて内容を調整することができます。
導入費用は、研修人数や導入施設数等により変わりますので、詳しくはお問い合わせください。

法人研修の様子

研修では、認知症をより深く理解するための認知症予防の考え方や基礎概論、認知症予防を目的とした運動の効果とリスク管理などの理論研修(座学)、有酸素運動やコグニサイズ®などの実技研修(実習)、高齢者の身体機能や認知機能評価などを習得する基礎研修があります。また見本動画を活用して、複合的運動プログラムの立案、参加者の難易度に合わせてプログラムを調整変更する応用力を習得するフォローアップ研修があります。

導入をご検討の法人様へ

ご予算・施設数・導入のタイミング・等、さまざまな状況をヒヤリングさせていただいたうえで、最適なご導入プランをご提案させていただきます。施設に伺ってのご説明や体験イベントを実施中です!まずはお気軽にお問い合わせください!

アクティブブレイン
プログラムの具体的な活用事例

デイケアやデイサービス:要支援の方を対象に、認知症予防の取り組みとして新しい運動プログラムメニューの一つとしてご活用いただいております。

有料老人ホーム:リハビリプログラムの新しいメニューとして、認知症リハビリに特化した運動プログラムをご希望の入居者の方々を対象にご活用いただいております。

高級有料老人ホーム:施設内でのオプションサービスの新メニューとして、リラックスした雰囲気で、みんなで楽しく、認知機能の低下予防にご活用いただいております。

超強化型老健併設の通所リハビリ:老健から在宅復帰された方を対象に、自宅での生活を支えるためのサービスとして、身体機能だけではなく認知機能の維持向上を目的にご活用いただいております。